この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
職業はホームページ制作業者です。
実績の重要性を考えてみる
ホームページに必要なページ、大事なページはたくさんありますが、その中の一つに「これまでの実績」を示すページが挙げられます。
講師業なら、講演開催実績やメディア掲載実績。
カメラマンなら、これまで撮影してきた写真の数々。
ハンドメイド作家なら、これまで制作してきた作品実績など。
お客様がホームページを訪れて、サービスを購入しようかどうか迷った時。
その人のこれまでの実績を見て判断する、ということが多々あります。
その観点から見ても、これまでの仕事の実績を示すページは必須なんですね。
筆者のようなホームページ制作業者の場合は、これまで手がけてきたサイト制作の実績一覧を載せることが大事です。
アナリティクスを見ても、こちらのページへのアクセスが多く、お客さまがホームページ制作を依頼する大きな判断材料になっているんだな、と強く感じています。
実際に、「制作実績ページを見て依頼を決めました」というお声も多くいただいています。
あるいは、「制作実績ページに載っていた、●●さんのようなサイトを作ってほしいです」という要望もいただいたり。
制作実績ページが仕事をご依頼いただく、大変重要な要素になっていることは間違いありません。
実績を通じて過去の自分と今の自分を比べてみる
先日、改めてその制作実績ページを見直す機会があったんですね。
これまで手掛けてきたデザインの数々を改めて振り返ってみたのですが、これがまた懐かしく。
古くは6年ほど前に作ったデザインもあり、なんとも感慨深くなりました。
手がけてきたサイトの数々を見るたびに、ご依頼してくださった方のお顔とその時の制作の様子が頭に浮かんできて、とても懐かしかったですね。
その一方、5年も6年も前に制作したデザインを今見返すとさまざまな気づきがあり。
ああ、ここはこうすれば良かったなと、反省することも多々あります。
もちろん、制作当時は全力で最高なものをお客さまに提供していますが。
数年が経過し、自分のデザインスキルもある程度上がってきた今、当時のデザインを見返すと「もう一度作り直したいな」なんて気持ちも湧いてきます。
よく長年活動されているミュージシャンが、初期の頃に発売したアルバムを聴くと恥ずかしくなり。
当時の作品は全部廃盤にしてほしい!と語っていることがありますが、なんとなくその気持ちがわかるような気がします。
改めて、これまでの制作実績を通じて過去の自分と今の自分を比べてみたのですが。
とかく人は自分ではなく、他人と自分を比べてしまう傾向にありますね。
活躍している同業者が気になって、その人と自分を比べたりして。
個人的には同業者を参考にすることはあっても、比較するということが全くないのですが。
周りを見ると、他人と比較して落ち込んだり凹んだりしている方が結構いますね。
結論として、他人と比べる必要なんてない
もちろんビジネスですから、同業者で自分より優れている方がいたら謙虚な姿勢で良い所を学ぶことも大事です。
でも、一口に同業者、ライバルといってもその人と実績も違えば、ビジネスに取り組んでいる期間も違いますよね。
まだビジネスを始めて1年の人が、その道10年の先輩と比べて落ち込む必要もなければ。
すでに5年ビジネスをやっていて、まだ2年ぐらいしかキャリアのない人と比べて「私は凄い!」と奢ってもいけないと思います。
ビジネスを続けていくうえでの必須なマインドはたくさんあると思いますが。
その中の一つに、「他人と比べない」「他人を意識しすぎない」ということ、大事ですね。
実際に今ビジネスが上手くいっている人で、同業者を意識しすぎている人、同業者の批判ばかりをしている人というのは見たことがありません。
見ている先が違うのでしょうね。
同業者、他人ではなく、お客様だけを見ている。
そうありたいものですよね。
自分より優れている(と思われる)人を見て落ち込む時間も無駄。
「あいつよりは俺の方が全ての面で上だ」と奢り昂る気持ちもダメ。
比較対象は常に自分自身。
過去の自分と比べて成長できていれば素直に喜び。
過去の自分を反省する部分があれば、そこを改善し、さらに成長することを目指す。
ビジネスってそういうものじゃないかな、と思います。
これまで手掛けてきた制作実績を見ながら、そんなことを感じました。
これからも他人と比較することなく。
常に自分と向き合い、お客さまのために最善を尽くしていきたいですね。